「釈迢空全歌集」作品情報

古代の詩歌のひびきを蘇らせた、奇蹟の歌人。全歌集を収める初の文庫版!

釈迢空全歌集

折口信夫(釈迢空)は近代日本にまるで奇蹟のように、古代の心、古代の詩歌のひびきを、鮮烈に蘇らせた歌人であった――。
短歌滅亡論を唱えるも、その真意は再生への願いであり、日本語の多彩な表記を駆使しながらつねに短歌の未来と格闘し続けた。
折口が残した6冊の歌集に私家版・自筆選集、短歌拾遺、
さらに関東大震災に直面し、短歌形式に収めることのできない苛烈な体験を詠んだ詩作品含めた、初の文庫全歌集。
「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」
生涯「旅びと」であった折口の姿が立ち現れてくる。

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,804円(本体1,640円+税)

ISBN : 9784044000387

もっと見る 閉じる