「かんかん橋を渡ったら」作品情報

この町で、生きていく――。強くしなやかな女たちの生を描き出した傑作!

かんかん橋を渡ったら

四方を中国山地に囲まれた、寂れた温泉町にかかる小さな石橋『かんかん橋』。食堂『ののや』の一人娘真子は、毎日その橋を渡って学校に通っていた。真子と父を残して出て行った母。かつて白無垢をまとい嫁入りしてきた写真館の老女。町を去り愛する人とともに帰ってきた踊り子。誰もが『かんかん橋』を渡る……。小さな食堂を舞台に、精一杯生きる女たちのたくましさ、しなやかさを鮮やかに描き出した、人気作家の長編傑作!

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 924円(本体840円+税)

ISBN : 9784041038987

もっと見る 閉じる