「読書と人生」作品情報

科学啓蒙家の顔を持つ寅彦の「読書論」「人生論」等29篇収録。

読書と人生

「科学者になるには自然を恋人としなければならない」(「科学者とあたま」)。科学啓蒙家でありながら、過度に科学を信仰する学徒を警めた寺田寅彦。大患を契機とした彼の随筆の転換であると共に、近代市民精神の発見ともなった「丸善と三越」をはじめ、「読書論(十章)」「人生論(十八章)」「科学に志す人へ」「アインシュタインの教育観」「『徒然草』の鑑賞」「『漱石襍記』について」等29篇を収録。
解説・角川源義、若松英輔

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 924円(本体840円+税)

ISBN : 9784044005894

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