「日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」」作品情報

無縁論から資本主義論へ。後期網野史学の代表作、待望の文庫化!

日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」

「なぜ、平安末・鎌倉という時代にのみ、すぐれた宗教者が輩出したのか」。高校教諭時代、教え子から問われて以来30年余、通説を覆す数々の研究の過程で見えてきたものとは何か。「無縁」論から「資本主義」論へ――対極に考えられてきた、宗教と経済活動との関わりを解明。中世社会の輪郭を鮮明に描くと共に、国民国家という枠組をも超えてゆくべき、現代歴史学の課題を提言。網野史学の全容を俯瞰できる名著。解説/呉座勇一

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  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 968円(本体880円+税)

ISBN : 9784044001919

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