「古代研究I 民俗学篇1」作品情報

折口信夫の代表作、全論文を収録する完全版、刊行開始!

古代研究I 民俗学篇1

ーー「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二)

折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版! 解説・池田弥三郎/安藤礼二

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,012円(本体920円+税)

ISBN : 9784044001964

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