「虞美人草」作品情報

三角関係の先にある衝撃的な結末とは? 大人気和柄シリーズの最新刊!

虞美人草

美しく聡明だが、我が強く、徳義心に欠ける藤尾には、亡き父が決めた許嫁・宗近がいた。しかし藤尾は宗近ではなく、天皇陛下から銀時計を下賜されるほどの俊才で詩人の小野に心を寄せていた。京都の恩師の娘で清楚な小夜子という許嫁がありながら、藤尾に惹かれる小野。藤尾の異母兄・甲野を思う宗近の妹・糸子。複雑に絡む6人の思いが錯綜するなか、小野が出した答えとは……。漱石文学の転換点となる初の悲劇作品。

【目 次】

虞美人草

注釈
解説 佐古純一郎
新版解説 小森陽一
文献抄
年譜

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 616円(本体560円+税)

ISBN : 9784044002848

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