「華厳の研究」作品情報

「この天上の世界は光明そのものである」――大拙が挑む、華厳の思想。

華厳の研究

今や世界的に知られるものの、永くタブー視されてきた春画。「単なる大乗仏教哲学ということでなしに、世界思想史上の一期を画するもの」。世界的な仏教学者である鈴木大拙がこう語り注目したもの、それが華厳の教えであった。『華厳経』で描かれる、煌びやかな光に包まれた天上の世界。その悟りの境地の本質とはなにか。我々はどうすればその地に辿り着くことができるのか。「東方哲学」の創始者が、その中心に据えた概念の一つ、「華厳」について自由闊達に論じる。
解説・安藤礼二

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 990円(本体900円+税)

ISBN : 9784044004538

もっと見る 閉じる