「悪名残すとも」作品情報

西国一の侍大将と讃えられた男は、 なぜ下克上の代名詞となったのか。

悪名残すとも

天文九年の師走。毛利元就の居城、安芸国(現広島県)の郡山城に尼子軍が攻め寄せようとした時、一万の援軍が颯爽と現れた。まだ二十歳の美しき軍師の名は、陶隆房(晴賢)。毛利家を従える大内義隆の重臣にして、援軍の大将を務める男だった。見事な戦略により尼子軍を打ち破った隆房は、毛利元就の盟友として、親交を深めていく。だが、隆房の敵は、外部だけではなかった。下克上の悪名を背負った武将の
儚き半生を描く、長篇歴史小説。

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  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,012円(本体920円+税)

ISBN : 9784041077832

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