「木曜日の子ども」作品情報

「世界の終わりを見たくはないか――?」 絶望の先を描き切った衝撃作!

木曜日の子ども

7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に移った私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、私と晴彦の距離は縮まらないまま、再び「事件」が起きる。

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 880円(本体800円+税)

ISBN : 9784041113073

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