「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」とは
KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」。
この2つを統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした、新たな新人文学賞を創設しました。
50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史氏の名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を募集します。
正賞 金田一耕助像 副賞 賞金300万円
選考委員 綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、湊かなえ(敬称略・50音順)
選考委員からのメッセージ
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ミステリとホラーの両要素を兼ね備えた作品はもちろん、ホラー要素がゼロのミステリであってもミステリ要素がゼロのホラーであっても、優れた達成が認められれば積極的な評価を――というスタンスで選考に臨むつもりです。選ぶ側の〝力〟も大いに試されることになりそうです。
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既存作家の水準作を募集しているのではないから、「皆さんご存じの面白さや最近のはやりを念頭に、手堅くまとめました」はご勘弁を。新しい才能に求められているハードルは(過酷だが)もっと高い。「こんな面白さがあったのか」と驚かせてほしい。
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まず、あなたにとっておもしろいキャラクターを創ってください。キャラクターができればプロットはついてきます。ストーリーに沿って、このキャラクターならというエピソードを添えてください。荒唐無稽、大いにけっこう。ただし、いつも冷静に全体を客観視する自分がいること。オリジナリティーあふれる小説は必ず読み手に伝わります。
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私が知らない世界を見たいです。さらに欲を言えば、私がよく知る世界なのに見えていなかったものを突き付けられたいです。風呂敷を広げすぎたミステリをホラーもどきで片付ける。これだけはご勘弁ください。作家の目で書き、編集者の目で推敲してください。この物語に出会えてよかった、と痺れるような作品を期待しています。
第46回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 応募要項
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各賞説明
●大賞(正賞 金田一耕助像 副賞 賞金300万円)
応募作品の中から大賞にふさわしいと選考委員が判断した作品に授与されます。
受賞作品は株式会社KADOKAWA(以下「弊社」といいます)より単行本として刊行されます。
●優秀賞(賞金30万円)
受賞作品は弊社より刊行される可能性があります。
●読者賞(賞金なし)
受賞作品は弊社より文庫として刊行されます。
該当作品が選出されない場合もあります。
読者賞は、最終候補作品の中から、モニター審査員による選考結果を踏まえて選出されます。
賞金は、消費税込の金額であり、また、別途源泉所得税が徴収される場合があります。なお、消費税は、賞金支払時の税率が適用されます。
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締切
郵送での応募の場合:
2025年9月30日(当日消印有効)
WEBからの応募の場合:
2025年9月30日23:59送信分まで -
原稿枚数
1枚あたり40字×40行で換算して、75枚以上150枚以内 手書き原稿不可
(400字詰め原稿用紙換算で、300枚以上600枚以内) -
対象
広義のミステリ小説。又は、広義のホラー小説。
年齢・プロアマ不問。ただし、日本語で書かれた未発表のオリジナル作品に限ります。
未成年の方は、保護者(法定代理人。以下同じ)にも本応募要項をお読みいただき、保護者の同意を得たうえでご応募ください。応募完了の時点で、本応募要項を契約の内容とすることにつき、保護者の同意も得ているものとして取り扱われます。
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選考方法・結果発表
締切後、一次選考、二次選考を経て、最終候補作品を選出し、2026年4月(予定)に選考委員による選考会を開催、各賞を選出いたします。
●選考委員 綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、湊かなえ(敬称略・50音順)
最終候補作品は、2026年2月頃に本サイト上で発表します。
結果は選考会終了後の2026年4月頃、本サイト上で発表します。
詳細は本サイトおよび弊社刊行の電子雑誌「小説 野性時代」をご覧ください。
授賞式は、2026年11月頃、開催予定です。
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原稿規定
応募原稿は、テンプレートを使用し、下記の要領でまとめてください。
A:郵送応募の場合
①原稿扉
テンプレートを用いてください。
タイトルとそのよみがな、著者名(ペンネーム)とそのよみがなを記入したもの。
②原稿本文
テンプレートを用いてください。
原稿サイズ…A4、横置き
原稿書式…40字×40行 縦組(原稿用紙型のマス目等の使用は不可)
ファイル形式…ダウンロードしたWordテンプレートを用いてください。(doc、docx、docm)
③あらすじ
テンプレートを用いてください。
1200〜2000字(40字×30〜50行)にまとめた、物語の結末に到るまでのあらすじ
④応募者情報
テンプレートを用いてください。
氏名(本名)とそのよみがな、著者名(ペンネーム)とそのよみがな、生年月日、応募時点での年齢、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、職業、経歴、文学賞応募歴、応募作品タイトルとそのよみがな。
郵送応募の場合、印刷原稿は末尾に「了」の字を記し、右上をダブルクリップでとめてください。データがないものやひもやホチキスでとじるのは不可。感熱紙は字が読めなくなるので使用しないでください。データ(USBまたはCD-R)を必ず同封してください。
郵送応募用テンプレートをここからダウンロード
B:Web応募の場合
①原稿扉
テンプレートを用いてください。
タイトルとそのよみがな、著者名(ペンネーム)とそのよみがなを記入したもの。
②原稿本文
テンプレートを用いてください。
・原稿サイズ…A4、横置き
・原稿書式…40字×40行 縦組(原稿用紙型のマス目等の使用は不可)
・ファイル形式…ダウンロードしたWordテンプレートを用いてください。(doc、docx、docm)
③あらすじ
テンプレートを用いてください。
・1200〜2000字(40字×30〜50行)にまとめた、物語の結末に到るまでのあらすじ
④応募者情報
「応募方法」の項目内にある応募フォームにて必要事項を入力してください。
WEB応募用テンプレートをここからダウンロード -
応募方法
応募原稿は、以下の2つの方法で応募することができます。
※応募が完了した時点で、応募者は本応募要項を契約の内容とすることに同意したものとして取り扱われます。
A:郵送での応募
→テンプレートをダウンロードし、応募原稿①~④を『種類_タイトル_ぺンネーム』の名前で別のファイルとしてUSBまたはCD-R(1枚)に保存すること。
※この場合の種類は『①原稿扉』『②原稿本文』『③あらすじ』『④応募者情報』のことを指します。
プリントアウトした応募原稿①~④と共にUSBまたはCD-Rを必ず同封したうえで、以下の「応募宛先」まで送ってください。応募作品の投函をもって応募完了となります。
※上記形式以外の保存媒体は不可。
※誤ってDVD-ROMなどに保存しないよう注意してください。読み取りができません。
【応募宛先】
〒102-8552 東京都千代田区富士見2-13-12
株式会社KADOKAWA文芸局「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」係
B:Webからの応募
以下の応募フォームから、応募することができます。
応募(原稿のアップロード)にはGoogleアカウントが必須となります。
必要事項を入力し、ダウンロードしたテンプレートを用いた応募原稿①~③をひとつの圧縮したzipファイルにまとめてアップロードしてください。応募フォームの回答を送信した時点で応募完了となります。
一度アップロードした作品の修正・削除、ファイルの差替えはできません。アップロード前によくご確認ください。
【応募フォーム】
下記URLより応募が可能です。
https://kdq.jp/yokomizomh2025_form -
最終候補作品及び受賞作品の取り扱い
最終候補者(応募作品が最終候補作品に選出された者。以下同じ)は、弊社に対し、最終候補作品が受賞するか否かにかかわらず、応募作品が最終候補作品に選出された時点(最終候補者に対し、弊社から応募作品が最終候補作品に選出された旨のご連絡をした時点又は最終候補作品の発表時点のいずれか早いほう)で、最終候補作品の利用(書籍化、電子書籍化、コミック化、アニメ化、実写映像化、ゲーム化、商品化、デジタル商品化等、受賞作品を翻訳・翻案・複製等したうえ利用することをいい、当該利用を第三者に再許諾すること等を含みます。以下同じ)を独占的に許諾することにつき、予め承諾するものとします。また、最終候補者は、弊社の事前の書面による承諾なくして、最終候補作品を自ら利用し、又は弊社以外の第三者に利用させることはできないものとします。
最終候補者は、応募作品が最終候補作品に選出された場合、弊社との間で、最終候補作品の利用に関する契約を締結することにつき、予め承諾するものとします。
受賞者(各賞を受賞した者。以下同じ)は、応募作品が受賞した場合、弊社との間で、別途、受賞作品の利用に関する契約を締結すること、受賞者が当該契約の締結を行わない場合には受賞が取り消されることがあることにつき、予め承諾するものとします。
最終候補作品及び受賞作品の利用が行われた場合には、弊社から対象者に対し、当該利用の対価として、弊社所定の金員が支払われます。
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注意事項
おひとりで2作品以上の応募が可能です。但し、1作品ごとに独立した形でかつ別の作品と分かるように応募してください。なお、複数の応募方法で応募するなど、同じ作品を複数回応募した場合には、いずれの作品も選考対象外となります。
応募作品は、未発表かつオリジナルのものに限らせていただきます。他のコンテストとの二重応募はご遠慮ください。二重応募が判明した場合、当該作品は選考対象外となります。過去に落選した作品を改稿しての再応募も選考対象外となります。
本コンテストへ応募する前に、応募者自身が運営するwebサイト、応募者自身で作品の修正・削除等が可能な非営利目的の小説投稿サイト、応募者自身が非営利目的で制作・発行した同人誌で発表された作品は、未発表作品とみなされます。また、『カクヨム』サイト上に公開された作品は、他のコンテストに未応募であれば、未発表作品として扱います。ただし、必ず掲載したサイト名または同人誌名を応募時に明記してください。
第三者の著作権その他の権利・利益を侵害する又は侵害する可能性が高い作品(パロディ、模倣を含みます)、特定の個人・団体を誹謗・中傷する作品、応募要項に違反している作品、その他選考委員が相応しくないと判断した作品は選考対象外となります。
結果発表後に選考対象外となる事実が認められた場合(未成年の方が保護者の同意を得ていないことが判明した場合を含みます)、受賞が取り消され、賞金等をお返しいただく場合があります。
ご応募いただいた原稿等及びそのデータは返却いたしません。必要な方はコピーをおとりになるかファイルをお手元に保存してください。
選考に関するお問い合わせには応じられません。
ご応募の際にご提供いただいた個人情報につきましては、弊社のプライバシーポリシー(https://group.kadokawa.co.jp/privacy_policy/main.html)の定めるところにより、取り扱わせていただきます。
応募者は、自己の責任と負担において本コンテストに応募するものとします。
弊社は、本コンテストに関連して応募者に生じた損害については、弊社に帰責事由がある場合を除き、一切責任を負わないものとします。なお、弊社が責任を負う場合であっても、弊社に故意又は重過失がある場合を除き、弊社が応募者に賠償する損害は、応募者に現実に生じた直接かつ通常の損害に限られ、応募者の特別損害、間接損害、逸失利益及び弁護士費用並びにこれらに類する損害については、弊社は一切責任を負わないものとします。
弊社は、弊社が必要と判断した場合は、応募者の同意を得ることなく、本応募要項を変更することができるものとします。なお、本応募要項を変更する場合、弊社は、その変更の時期及び内容を本サイト上に掲載し、又は応募者に通知します。
本応募要項に関する準拠法は、日本国法とします。また、本コンテストに関連して弊社と応募者との間に紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所として、当該紛争等を解決するものとします。
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主催
株式会社KADOKAWA
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協賛
東宝株式会社
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Q&A
- Q:これまでの「横溝正史ミステリ大賞」「日本ホラー小説大賞」と、どう変わったのですか?
- A:これまでは「横溝正史ミステリ大賞」で広義のミステリ小説を、「日本ホラー小説大賞」で広義のホラー小説をそれぞれ募集してきましたが、2賞を統合することで今後はミステリ、ホラーというジャンルの区別をすることなく、この対象2ジャンルの中から、よりエンタテインメントとして優れた作品を送り出していきます。
- Q:どのようなジャンルの作品を募集しますか?
- A:広義のミステリ小説と広義のホラー小説、両方を募集します。これまでの「横溝正史ミステリ大賞」「日本ホラー小説大賞」の対象ジャンルに準拠します。ミステリとホラー、両方の要素を備えている必要はありません。逆に、明確にどちらのジャンルと区別できない作品でも応募可能です。
- Q:ミステリかホラーか、ジャンルを指定して応募することは可能ですか?
- A:ジャンル別の募集はしておりませんので、指定の必要はありません。
- Q:WEBで公開している作品は応募できますか?
- A:WEBや同人誌で商業目的として公開された作品は発表済みとみなしますので、応募はご遠慮ください。『カクヨム』サイト上に公開された作品に限り、他のコンテストに未応募であれば可とします。
- Q:他の文学賞へ応募した作品は応募できますか?
- A:すでに落選が確認されている作品であっても、他の文学賞で選考中の作品であっても、二重応募となりますので応募はご遠慮ください。
- Q:短編の連作でも応募可能ですか?
- A:広義のミステリ又はホラーであり、全体としてひとつの作品となっていれば、短編の連作でも応募可能です。
- Q:海外からでも応募はできますか?
- A:問題ありません。郵送もしくはホームページよりご応募ください。