
山田風太郎。
なんと刺激的な名前だろう。
その名を冠した文芸賞の選考委員たちにとっても、
その候補となる人たちにとっても、
この名は大いなる刺戟となるであろう。
筒井康隆
山田風太郎。
なんと刺激的な名前だろう。
その名を冠した文芸賞の選考委員たちにとっても、
その候補となる人たちにとっても、
この名は大いなる刺戟となるであろう。
筒井康隆
2023年10月20日
■ 第十四回 山田風太郎賞が決定
『
藍色時刻の君たちは』
前川ほまれ
(東京創元社)
2023年7月刊
著者略歴
前川ほまれ
(まえかわほまれ)
1986年生まれ。宮城県東松島市出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始める。2017年「跡を消す」で第7回ポプラ社小説新人賞を受賞し、翌年『跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング』を刊行しデビュー。2019年刊行の『シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎』は第22回大藪春彦賞の候補となる。その他の著書に『セゾン・サンカンシオン』がある。現在も看護師としての勤務を続けながら、執筆を行っている。
2023年9月28日
■ 第十四回 山田風太郎賞 候補作品が決定
『
名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―
』
白井智之
新潮社 2022年9月刊
『
忘らるる物語
』
高殿円
KADOKAWA 2023年3月刊
『
伝言
』
中脇初枝
講談社 2023年8月刊
『
藍色時刻の君たちは
』
前川ほまれ
東京創元社 2023年7月刊
『
あわのまにまに
』
吉川トリコ
KADOKAWA 2023年2月刊
選考会 2023年10月20日(金)
※著者・五十音順
■ 山田風太郎賞概要
戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。
■ 山田風太郎(やまだ ふうたろう)
撮影:斎城卓
1922年兵庫県生まれ。伝奇小説、推理小説、時代小説など幅広いジャンルの作品を手がけた、戦後日本を代表する作家。古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加えた大衆小説で人気を得る。
戦時中から書き記していた日記は記録文学の傑作との呼び声も高く、著者の再評価にもつながった。
47年東京医学専門学校在学中に『達磨峠の事件』で作家デビュー。49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。主な著書に『甲賀忍法帖』に始まる忍法帖シリーズをはじめ、『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『人間臨終図巻』など多数。2001年没。
主催
株式会社KADOKAWA
対象作品
毎年9月1日から翌年8月31日(奥付表記)までに刊行された日本の小説作品
(長編、短編集、連作短編集等)
※刊行時の判型による除外作品はありません
※小説誌等の掲載段階では対象としません
副賞
100万円
選考委員
朝井まかて、恩田陸、貴志祐介、筒井康隆、夢枕獏(五十音順・敬称略)
撮影:Norihisa HARADA
撮影:ホンゴユウジ
撮影:ホンゴユウジ
撮影:ホンゴユウジ
撮影:長尾迫
過去の受賞作
2022年 第十三回 2021年 第十二回 2020年 第十一回 2019年 第十回 2018年 第九回 2017年 第八回 2016年 第七回 2015年 第六回 2014年 第五回 2013年 第四回 2012年 第三回 2011年 第二回 2010年 第一回