
山田風太郎。
なんと刺激的な名前だろう。
その名を冠した文芸賞の選考委員たちにとっても、
その候補となる人たちにとっても、
この名は大いなる刺戟となるであろう。
筒井康隆
山田風太郎。
なんと刺激的な名前だろう。
その名を冠した文芸賞の選考委員たちにとっても、
その候補となる人たちにとっても、
この名は大いなる刺戟となるであろう。
筒井康隆
2021年10月29日
■ 第十二回 山田風太郎賞が決定
『黒牢城』
米澤穂信
(KADOKAWA)
2021年6月刊
著者略歴
米澤 穂信
(よねざわ ほのぶ)※年齢は2021年10月29日現在
1978年岐阜県生まれ。43歳。男性。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年に『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』および15年発表の『王とサーカス』は3つの主要年間ミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続三冠を達成した。他の作品に『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『本と鍵の季節』『Iの悲劇』『巴里マカロンの謎』などがある。
2021年9月29日
■ 第十二回 山田風太郎賞 候補作品が決定
『六人の噓つきな大学生』
浅倉秋成
KADOKAWA 2021年3月
『スモールワールズ』一穂ミチ
講談社 2021年4月
『ひきなみ』
千早茜
KADOKAWA 2021年4月
『ヒトコブラクダ層ぜっと
(上)(下)』万城目学
幻冬舎 2021年6月
『黒牢城』 米澤穂信
KADOKAWA 2021年6月
選考会 2021年10月29日(金)
贈賞式 関係者のみで実施予定
■ 山田風太郎賞概要
戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。
■ 山田風太郎(やまだ ふうたろう)
撮影:斎城卓
1922年兵庫県生まれ。伝奇小説、推理小説、時代小説など幅広いジャンルの作品を手がけた、戦後日本を代表する作家。古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加えた大衆小説で人気を得る。
戦時中から書き記していた日記は記録文学の傑作との呼び声も高く、著者の再評価にもつながった。
47年東京医学専門学校在学中に『達磨峠の事件』で作家デビュー。49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。主な著書に『甲賀忍法帖』に始まる忍法帖シリーズをはじめ、『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『人間臨終図巻』など多数。2001年没。
・主催
株式会社KADOKAWA
・対象作品
毎年9月1日から翌年8月31日(奥付表記)までに刊行された日本の小説作品
(長編、短編集、連作短編集等)
※刊行時の判型による除外作品はありません
※小説誌等の掲載段階では対象としません
・正賞
記念品
・副賞
100万円
・選考委員
朝井まかて、恩田陸、貴志祐介、筒井康隆、夢枕獏(五十音順・敬称略)
撮影:Norihisa HARADA
撮影:ホンゴユウジ
撮影:ホンゴユウジ
撮影:ホンゴユウジ
撮影:長尾迫
過去の受賞作
2021年 第十二回 / 2020年 第十一回 / 2019年 第十回 / 2018年 第九回 / 2017年 第八回 / 2016年 第七回 / 2015年 第六回 / 2014年 第五回 / 2013年 第四回 / 2012年 第三回 / 2011年 第二回 / 2010年 第一回