「愛情生活」作品情報

天才アラーキーの亡き妻が綴ったロングセラーの傑作エッセイ待望の文庫化!

愛情生活

「彼は私の中に眠っていた、私が大好きな私、を掘り起こしてくれた」
天才写真家、荒木経惟の妻、陽子。オモシロガリでクレージー、でも淋しがりで繊細な二人の、センチメンタルな愛の日々。
出会いと結婚のエピソードから「あー夫婦だなあ」の日常、旅の記憶はどれも食と愛のイトナミに彩られ――。
ひときわ率直で瑞々しい言葉の数々は、彼女亡き今も鮮やかさを失わない。
傑作エッセイに写真を増補して文庫化!
解説・江國香織

〈目次〉
1 『わが愛、陽子』より

2 あー夫婦だなあ
 あの日の赤ワイン/愛の温泉消毒/キョーフの帰るぞ/あー夫婦だなあ
 /ツルン!の襟足/湯豆腐と鉄火丼/コワイ女とカワイイ男/ノスタルジアの夜
 /〈ノスタルジアの夜〉ふたたび/撮る撮られるの関係論

3 愛情生活
 朝風呂/キリンの小瓶/コルドバ気分/アルゼンチンから来た母/露天風呂で缶ビール
 /待ち合わせ/柿一年/豪徳寺のネコ/雪の嵐山のシャンソン/ボニー&クライド
 /あと5年? /海辺のはずだったのに…/薄着の悦楽/窓の風景/モンジャ焼
 /母を訪ねて三千里/くちべに/少女物語 

4 長篇旅日記アワビステーキへの道

5 小説酔い痴れて

6 パパの恋人
 パパの恋人/飽きない夫婦でいる秘訣/愛の渇きに終わりはない/愛しい男たちよ
 /ひまつぶしのえ日記

7 花の人妻チャンネル 339
 愛の記録と愛の追憶――ジャック=アンリ・ラルティーグ展/内藤正敏さんの写真のことなど
 /写真を撮ることは化粧と同じ――石内都/末井昭著『東京爆発小僧』解説/花の人妻チャンネル

あとがき
センチメンタルな、5月。――荒木経惟
解説 江國香織

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,012円(本体920円+税)

ISBN : 9784044001773

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