「残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記」作品情報

いつの世も変わらぬ人の情を哀しみと慈しみの中に描きだすシリーズ最終巻!

残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記

身重のおよしが突然、猫字屋に戻ってきたとおもったら、旦那の藤吉が突然店の金を持って失踪したという。およしに惚れ込んでいたはずの藤吉がなぜ?
喜三次は、藤吉を訪ね歩いて、川崎宿まではるばる足を向けたが、そこで意外な内実を知る。
生さぬ仲の子を我が子のように愛おしむ者がいるとおもえば、血の繋がった子どもを捨てる母もいる。
いつの世も変わらぬ人の情を、哀しみと慈しみに満ちた筆で描きだす、シリーズ最終巻。


  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 660円(本体600円+税)

ISBN : 9784041057056

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