「稲の日本史」作品情報

農学者が最新科学を駆使して、稲の古代史の定説に挑戦する意欲作

稲の日本史

日本の稲作は、弥生時代以降に広まったといわれてきた。しかし遺跡に残る稲の遺伝子の解析などから、縄文時代にも稲作があったこと、弥生時代には縄文稲作の影響の上に水田稲作が導入されたという仮説をたて、稲作史研究に植物遺伝学の立場から大きな一石を投じた。水稲の渡来経路も朝鮮半島経由、大陸からの直接伝来、双方があった可能性を指摘、科学の目で日本の古代史に迫りつつ、縄文文化の多様性、おおらかな魅力を提示する。

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 924円(本体840円+税)

ISBN : 9784044003920

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