「日本という方法 おもかげの国・うつろいの国」作品情報

多神で多仏。本来の日本は多様である。

日本という方法 おもかげの国・うつろいの国

日本は「主題の国」ではなく「方法の国」である。多神で多仏、天皇と将軍、無常と伊達、仮名と漢字。外来の文化を吸収し自らのものとしてきた日本は、互いに矛盾するものを保持したまま多様で多義的な社会・文化を築き上げてきた。史書の編纂、日記、短歌、さらには政治体制や哲学までを編集行為ととらえると領域を超えて「おもかげ」「うつろい」という特質が見えてくる。歴史に蓄積された様々な層を「方法」によって辿る大胆な日本論。

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,408円(本体1,280円+税)

ISBN : 9784044006136

もっと見る 閉じる