「日本人の仏教史」作品情報

聖徳太子から明治の廃仏毀釈にいたる仏教の流れを、民衆の信仰の視点で辿る

日本人の仏教史

6世紀に大陸より伝来した仏教は、早くから日本人固有の宗教観と結びついてきた。空海・日蓮・親鸞・一遍のような宗祖だけでなく、空也・円空・木喰などの遊行僧をはじめ、熊野信仰や修験道などの山岳宗教、そして高野聖、山伏、放下など無名の民間僧に注目し、その歴史を辿る。どの時代でも根底にあるのは、庶民による信仰だった。明治の排仏毀釈を経て、現代へと至る長大な歴史に、仏教民俗学の泰斗が新たな光を当てる。

  • 発売日 :
  • サイズ : 文庫判
  • 定価 : 1,584円(本体1,440円+税)

ISBN : 9784044007942

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